
今回はマリオ64について
もう少し突っ込んだレビューを
していきたいと思います。
前回は全体レビューでしたが
今回はコース内容についてです。
コースといっても
まずは繋ぎのエリアである
城の外と内部からですね!
全部書くと長くなるので
今回は2エリアのご紹介にします。
ちなみにマリオ64の舞台となる城は
ピーチ城と言われることが多いですが
正しくはキノコ城です。
「キノコ城の外」
別称:外
入り口:スタートメニュー
敵:いない
NPC:ジュゲムブラザーズ、ヨッシー
大砲:あり
他エリアとの繋がり:キノコ城1階、キノコ城・地下水路、EX6お堀の透明スイッチ
アイテム:1UPキノコ、羽の帽子
コイン:2枚
すべての始まりとなるフィールド。
印象としては非常にのどかで、
このゲームで間違いなく
最も平和な場所ですね(^^)
綺麗に整備された草木と道、
大きな滝から流れる水の音、
池には魚がゆったり泳ぎ、
ちょうちょや小鳥が自由に飛び回る。
自然が溢れていますね(^^)
敵もいないのでなんの気兼ねなく
自由に走り回ることができる。
まだ慣れていないうちは
アクションの練習場として
ぴったりな場所だと思います。
金網に掴まるとか
敵が関係すること以外のアクションは
ほぼすべてできます。
仕掛けを解くと
お堀の中を走ることができ、
よりフィールドを広く
使うことが出来ます。
ちなみに1UPキノコから
逃げる遊びもできますし、
常に晴れているので
天気を心配する必要もありません(笑)
広さはコースの3分の1か
それより少し狭いくらいだと思います。
個人的にちょっとすごいと思ったのは
小鳥の動きですね。
近くによると鳴きながら
どこかに飛んでいく様は
すごくリアルに感じます。
◇「キノコ城の外」の良いところ
爽やかな開放感がいいですね(^^)
特に羽マリオで飛んだときは
夢のような光景が広がります。
飛ばなくても屋根の上からの
景色もなかなか素晴らしい。
ちなみに城のテッペンにも
上ることができちゃいます。
初めて行けたときは感動しましたね!
景色は最高ですが
足場がほとんどないので
恐怖感を味わうこともできます(笑)
地下水路に繋がっているので
アクセスもまあまあいいかなと思う。
ファイアバブルランドなどの
地下エリアのコースや、
星のドアがある地下ホールにも
すぐアクセスすることができる。
あと屋根に上る裏技として
ちょっとしたストイックな
チャレンジができるのもいいですね。
ちょうどいい難易度になっており、
できたときの達成感はなかなかのもの。
マリオ64屈指の難易度を誇る
ショートカットが最序盤の
フィールドにあるというのは
ゲーム特有の趣きを感じます。
上るとミスになる壁も
わけがわからなすぎて好きですね(笑)
◆「キノコ城の外」の悪いところ
できることがほとんどないこと。
敵がいないので遊び相手がおらず、
ギミックは大砲だけなので
遊びの多様性が低いのが残念。
NPCではヨッシーがいるが、
スターを全部集めないと会えない上に
乗ることもできないのは痛い。
話しかけると滝壺にジャンプして
消えてしまいますからね…(笑)
せめて乗れたらなぁと
思った人は多いハズ。
あとそうそう、
お堀の深いところから
一気に上れないのも
個人的にはちょっと痛いところ。
わざわざ池の方まで
進まないといけないので
ほとんど一方通行のようなもの。
EX6のお堀の透明スイッチから
スタート→コースからでる
で、1階ホールへ
ショートカットできますが、
それではアクションゲーム
っぽくないので面白くないですよね。
「キノコ城の外」まとめ
全体的にシンプルなので
出来ることが少ないのがネック。
仕掛けが少ないのと、
お堀の脱出がしにくいことも
残念でしたが、
開放感が素晴らしく
屋根に上る、城の裏側に行くなどの
裏技アクションができるのが魅力。
「キノコ城」
別称:お城、城
入り口:キノコの場の外・正面メインドア、お堀のドア
敵:いない
NPC:キノピオ、ミップ
大砲:なし
内部構造:エリア1(1階ホール、中2階、裏庭)、エリア2(地下ホール、地下迷路、地下水路)、エリア3(2階ホール、3階ホール、中4階、4階)
部屋数:15
アイテム:1UPキノコ
コイン:4枚
すべてのコースと繋がる
今作の拠点となる場所。
これまでもピーチ姫が住む城が
存在しているということは
知られてましたが
中に入れるのは今作が初。
ピーチ城ではなく
キノコ城というのがミソ。
白い外壁と赤い屋根は
スーパーキノコを
イメージしてるのかもしれない。
正面の外壁には
ピーチ姫の横姿の大きな絵が
飾られているのも印象的。
四隅と中央には大きな塔があり、
いずれも窓がついてることから
部屋数もかなりありそうですが、
今思えばマリオが行けるところは
一切窓がなく閉鎖的に感じますね。
そこまで表現するほど
余裕がなかったのでしょうか…。
クッパになにか
いじられたと思っておきましょう(笑)
閉鎖的と言っても広さはなかなかのもの。
1階だけでなく地下にも2階にも
3階にも広いホールがあり、
広々とした裏庭まである。
部屋数は各コース専用の部屋以外に
ホールや階段室など
すべて含めると20以上あります。
地下水路とお堀の出入り口から
4階の最終コースまでは
時間的には1分ほどで行けますが
相当長く感じます。
途中でドアをいくつも挟むので
それが長く感じる
大きな要因かもしれません。
まるで昔のバイオハザードのようです(笑)
拠点でありながら
アクション性があるのも
64で大きく変わったところです。
マリオ3とマリオワールドでは
マップ上を上下左右に動かして選ぶという
単純なユーザーインターフェースでしたが、
マリオ64はフィールドそのもので
遊べるようになっています。
高さや死角という概念が加わったことで
謎解き要素も強くなり、
一層楽しめるようになったと思う。
◇「キノコ城」の良いところ
拠点のボリューム感アップと
アクション性の強さ、
凝ってるドアの演出や
謎解きによる達成感ですね!
特に個人的にお気に入りなのは
ドアの演出ですね。
1階ホールのドアは封印されており、
規定枚数のスターがないと
開けないという設定は、
いかにも冒険心をソソり
ワクワク感が沸き起こります(^^)
エリアを繋ぐ両開きのドアは
大きな鍵穴がついていますが、
そのフォルム自体も好きですね!
個人的に鍵というものが好きなので
それだけでもソソるという
いわばフェチのようなもの(笑)
そしてクッパステージに繋がるドアは
意外にも両側自動ドアになっている!
見た目にはそう感じない意外性と
開閉時の音のリアルさもいい感じ(^^)
コースの入り口の設定もいいですね!
絵に入るという設定は斬新で
なかなか素晴らしいアイデアです。
絵だけじゃなく、
壁や怪しげな穴、波打つ水、時計、
穴だけど空!というふうに
ファンタジーな設定は
なかなかソソります。
個人的には特に闇に溶ける洞窟の
入り口は特に入ってみたいですね(笑)
入るときのタイミングによって
コースの状況が変わるという
設定もなかなか好みです。
あとそうそう、
無限階段もナイスアイデアですね!
スターが足りないのに
星のドアが開くという意外性と、
いかにも惑わすような
焦らすBGMが気味の悪さを増幅し、
いい感じの演出になっている。
余談ですが壁キックの練習には
ぴったりな隠れスポットでもある(笑)
言い忘れるところでしたが、
闇の世界のクッパにつづく
廊下の絵もいいですね!
近づくにつれてピーチの顔が
徐々にクッパの顔になるという演出は
凝っていて素晴らしいと思う。
◆「キノコ城」の悪いところ
NPCが少なすぎるのが
ちょっとさみしいですね。
はじめの頃は少なくていいですが
パワースターの数によって
絵の世界から開放されたキノピオが
出現したりしてほしかったですね。
設定上は多くのキノピオも
絵や壁の中に閉じ込められてるはず。
そして絵の世界の中に
キノピオが全くいないのも
どこか不自然に思えます。
あとキノピオ以外で話せるのは
地下迷路のミップだけなので
種類が少ないのもマイナス。
コースではないので仕方ないですが
出来ることが少ないのも少し残念。
特に裏庭は無駄に広いだけで
テレサと戯れる以外は
ほとんど何もできない。
壁キックしても
謎の見えない壁に阻まれて
外に出ることも不可能。
せめて隠されたスイッチとかがあって
仕掛けを作動させる遊び心が
あってほしかったですね。
アクセスの悪さもちょっと気になります。
地下や3階は地味に遠いので
パパっとすぐ行けないんですよね。
通路はほぼ一本道なので
他の近道ルートとかは存在しません。
エレベーターがあったり、
3階から地下へ降りれる
秘密の脱出路とかがあれば
面白かったのになぁと思います。
ドンキーコング64みたいに
出現条件がある
ワープがあってもよかったですね。
あとデザインで気になるのは窓と床。
窓があると開放感があるし、
位置関係も把握できて面白いですが
残念ながら窓はひとつもありません。
クッパが変な細工を
したのかもしれませんが、
1階ホールのドアは
出入り自由なので
閉じ込める気はないと考えられる。
とするとこれは大人の事情
ということになるでしょうか(笑)
外と中の位置関係の整合性を
取ることは難しい上に
時間がなかったのかもしれない。
床は白黒が交互に重なったデザインですが
個人的にこれは好きじゃないので残念。
せめて階ごとに変えてほしかったですね。
「キノコ城」のまとめ
アクセスやデザイン面が多少気になりますが
スケール感が増大したことや
アクション性が加わったことは
大きな変化でありすごくよかったですね!
マリオ1と2はコース攻略だけ、
マリオ3とマリオワールドでは
フィールドマップという概念が追加、
そして3Dになったマリオ64では
フィールド上でも自由に
動き回れるようになりました。
少しずつ進化しているのが
コース外だけでもしみじみと感じます。
キノコ城と外のレビュー総括
たった2エリアの紹介でしたが
思ったよりもだいぶいろいろ
書いたと思います。
書き始めた当初は
キノコ城絡みでここまで長くなるとは
思っていませんでした。
それほどゲーム自体の容量と共に
魅力が増したんだと改めて思います。
次回からはメインとなる
15コースのレビューをしていきます。
もちろん今回よりだいぶ長くなるので
多少は覚悟していただければと思います(笑)
マリオ64の舞台となるコースをひとつひとつレビューしていきます。マリオ64は全部でエクストラやフィールドを合わせると20以上のコースがありとてもやりごたえがあります。良いところと悪いところを合わせて思うことを語っていきます。
隠しステージ(エクストラコース)の
レビューもしてます(^^)
マリオ64に隠しステージと言われるエクストラコースが全部で9つ存在します。それらの特徴を解説すると同時にレビューします!マリオ64の隠しステージは狭いところが多いですが面白いところは面白く奥が深いです。